K-POPアイドルやモデルが実践し話題のマシンピラティス。なぜこれほど人気なのでしょうか？その理由は、リフォーマーなどの専用マシンが身体の動きをサポートし、運動初心者でも正しいフォームでインナーマッスルを鍛えられるため、効率的に「しなやかボディ」と「美しい姿勢」を手に入れられるからです。この記事では、マシンピラティスが人気の理由と具体的な効果、マットピラティスとの違いを徹底比較。さらに、料金相場や失敗しないスタジオ選びのコツ、服装や通う頻度といった初心者の疑問まで、あなたの知りたい情報を網羅的に解説します。読み終えれば、マシンピラティスの全てが分かり、安心して最初の一歩を踏み出せるはずです。
マシンピラティスを始めたいあなたへ スタジオ選び完全マニュアル
マシンピラティスで理想の身体を目指す上で、最も重要なのが「スタジオ選び」です。自分に合わないスタジオを選んでしまうと、効果を実感できないばかりか、通うこと自体が苦痛になってしまう可能性もあります。この章では、数多くのスタジオの中からあなたにぴったりの場所を見つけるための具体的な方法を、プロの視点から徹底解説します。料金相場からレッスンの形式、良いスタジオの見極め方まで、後悔しないための完全マニュアルです。
グループレッスンかプライベートレッスンか
マシンピラティスのレッスンは、主に「グループレッスン」と「プライベートレッスン」の2種類に分かれます。それぞれの特徴を理解し、ご自身の目的や予算に合った形式を選ぶことが、継続の鍵となります。まずは両者の違いを比較してみましょう。
| 項目 | グループレッスン | プライベートレッスン |
|---|---|---|
| 特徴 | 複数人の生徒に対してインストラクター1名が指導する形式。 | インストラクターと1対1（マンツーマン）で行う形式。 |
| メリット |
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| デメリット |
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| こんな人におすすめ |
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結論として、運動経験が少ない初心者の方や、特定の身体の悩みを改善したい方は、最初の数回だけでもプライベートレッスンを受けることを強くおすすめします。正しい身体の使い方をマンツーマンで学ぶことで、その後のグループレッスンでも効果を最大限に引き出すことができるからです。ある程度慣れてきたら、コストパフォーマンスの良いグループレッスンに移行するのも賢い選択です。
マシンピラティスの料金相場と費用を抑えるコツ
スタジオ選びで最も気になるのが料金ではないでしょうか。マシンピラティスの料金は、立地やレッスンの形式、通う回数によって大きく変動します。ここでは、一般的な料金相場と、賢く費用を抑えるためのコツをご紹介します。
| レッスン形式 | 回数 | 料金相場（都心部） | 備考 |
|---|---|---|---|
| グループレッスン | 月4回 | 12,000円～20,000円 | 最も一般的なプラン |
| 通い放題 | 20,000円～40,000円 | 週2回以上通うならお得 | |
| プライベートレッスン | 1回あたり | 8,000円～15,000円 | 都度払いや回数券が中心 |
| 月4回 | 30,000円～50,000円 | 定期的に通う方向けのプラン |
上記の月会費に加えて、多くのスタジオでは入会金（10,000円～30,000円程度）や事務手数料（3,000円～5,000円程度）が別途必要になります。
費用を少しでも抑えるためには、以下のポイントをチェックしましょう。
- 体験レッスン当日の入会キャンペーン: 多くのスタジオが、体験レッスン当日の入会で入会金が無料または割引になるキャンペーンを実施しています。
- チケット制（回数券）の活用: 毎週決まった時間に通うのが難しい方は、有効期限が長めのチケット制を選ぶと無駄なく通えます。1回あたりの料金が割安になる場合も多いです。
- グループレッスンとプライベートレッスンの併用: 普段はグループレッスンに通い、月に1回プライベートレッスンでフォームの確認や悩みの相談をする、という使い分けも効果的かつ経済的です。
- モニターやアンバサダー募集: 新規オープンやプログラム改定の際に、モニターやアンバサダーを募集することがあります。SNSなどをこまめにチェックしてみましょう。
体験レッスン申し込み前に確認すべきこと
気になるスタジオを見つけたら、いきなり入会するのではなく、必ず体験レッスンを受けましょう。体験レッスンは、スタジオの雰囲気やインストラクターの質を自分の目で確かめる絶好の機会です。申し込み前にWebサイトで基本情報を確認し、当日は以下の点を重点的にチェックしてください。
株式会社DEPが分析する良いスタジオの共通点
これまで数多くのピラティススタジオを分析してきた株式会社DEPが考える、「良いスタジオ」にはいくつかの共通点があります。体験レッスンでは、以下のポイントを意識して確認することで、入会後のミスマッチを防ぐことができます。
- インストラクターの質と専門性
最も重要なポイントです。インストラクターが国際的に認知された資格（例: STOTT PILATES®、BASI Pilates®など）を保有しているかは、質の高い指導を受けられるかどうかの大きな指標になります。また、あなたの質問に対して解剖学的な知識に基づいて的確に答えられるか、一人ひとりの身体の状態をしっかり見て指導してくれるかを確認しましょう。
- カウンセリングの丁寧さ
レッスン前に、あなたの目的（ダイエット、姿勢改善、腰痛緩和など）や身体の悩み、既往歴などを丁寧にヒアリングしてくれるスタジオは信頼できます。画一的な指導ではなく、個々の目標に寄り添ったプログラムを提案してくれるかが鍵です。
- スタジオの清潔感とマシンの状態
スタジオ全体が清潔に保たれているか、特に汗をかくマシンやマットが綺麗に清掃されているかは快適さに直結します。また、ピラティスマシンは安全性が第一です。マシンが定期的にメンテナンスされており、ガタつきなどがないかもさりげなくチェックしましょう。
- 通いやすさと予約システムの利便性
どんなに良いスタジオでも、通いにくければ継続できません。自宅や職場からのアクセスはもちろん、自分のライフスタイルに合った時間にレッスンが開講されているかを確認しましょう。また、Webやアプリで簡単に予約・キャンセルができるシステムが導入されていると、ストレスなく続けることができます。キャンセルポリシー（何時間前まで無料かなど）も事前に確認しておくと安心です。
これらのポイントを総合的に判断し、「ここなら楽しく続けられそう！」と心から思えるスタジオを選ぶことが、マシンピラティスで理想の「しなやかボディ」を手に入れるための第一歩です。
マシンピラティスが人気の理由と具体的な効果
テレビやSNSで話題沸騰中のマシンピラティス。なぜこれほどまでに多くの人々を魅了しているのでしょうか。ここでは、K-POPアイドルやセレブが夢中になる理由から、私たちが実感できる具体的な効果まで、その人気の秘密を徹底的に解説します。
K-POPアイドルやセレブが夢中になるわけ
LE SSERAFIMのKAZUHAさんやBLACKPINKのジェニーさんといったトップアイドル、そして日本ではモデルの中村アンさんなど、美意識の高い著名人がこぞってトレーニングに取り入れているマシンピatィス。彼女たちが選ぶのには、明確な理由があります。
第一に、見た目の変化をスピーディーに実感しやすい点です。マシンが身体の動きを正確にサポートするため、自己流のトレーニングでありがちな「効かせたい場所に効かない」ということがありません。狙った筋肉、特に身体のラインを左右するインナーマッスルへ的確にアプローチできるため、ウエストの引き締まりやヒップアップなど、ボディラインの変化を感じやすいのです。
第二に、しなやかで力強いパフォーマンスの土台となる「体幹」と「柔軟性」を同時に向上させられる点です。マシンの負荷を利用することで、体幹を安定させながら手足をしなやかに動かす訓練ができます。これは、怪我を予防し、ダンスやスポーツにおけるパフォーマンスを向上させる上で極めて重要です。まさに、美しさと機能性を両立させるトレーニングと言えるでしょう。
そして最後に、心身のリフレッシュ効果です。呼吸と動きを連動させ、自分の身体に深く集中する時間は、一種の「動く瞑想」とも言えます。多忙な日々を送るセレブにとって、マシンピラティスはボディメイクだけでなく、ストレスを解消し、心を整えるための大切な時間となっているのです。
マシンピラティスで「しなやかボディ」が手に入る仕組み
マシンピラティスが目指すのは、ただ痩せているだけの身体ではありません。適度な筋肉がつき、柔軟性に富んだ美しい曲線を持つ「しなやかボディ」。その実現には、マシンならではの3つのアプローチが関係しています。
まず、身体の深層部にある「インナーマッスル」を効率的に鍛えられることです。マシンに搭載されたスプリング（ばね）が、エクササイズに応じて適切な負荷をかけたり、動きをサポートしたりします。この絶妙な負荷が、身体の表層にある大きな筋肉（アウターマッスル）ではなく、骨格を支えるインナーマッスルをピンポイントで刺激します。インナーマッスルが強化されると、天然のコルセットのようにお腹周りを引き締め、美しいくびれを生み出します。
そして、全身の筋肉をバランス良く使えるようになることも大きな特徴です。マシンピラティスのエクササイズは、腕や脚を動かす際にも必ず体幹を意識するなど、全身を連動させて行います。これにより、一部分の筋肉だけが過剰に発達することなく、全身が均整の取れた、引き締まった美しいシルエットに整っていくのです。
猫背や反り腰に効く姿勢改善のメカニズム
長時間のデスクワークやスマホ操作で、多くの現代人が悩まされている猫背や反り腰。これらの不良姿勢は、見た目の印象を損なうだけでなく、肩こりや腰痛、呼吸の浅さといった不調の原因にもなります。マシンピラティスは、 姿勢の根本改善に非常に効果的です。
その鍵となるのが、背骨（脊柱）を一つひとつ丁寧に動かす「分節運動」です。マシンピラティスでは、リフォーマーなどの器具を使い、固まった背骨周りの筋肉を深層部からほぐし、背骨を本来あるべき正しい位置（アライメント）へと導きます。マシンが正しい動きをガイドしてくれるため、運動が苦手な方でも、意識すべきポイントを感じながら、安全に背骨の柔軟性を取り戻すことができます。
さらに、正しい姿勢を維持するために不可欠な「姿勢維持筋（腹横筋や多裂筋など）」を直接的に強化できるのも大きなメリットです。マシンの負荷によってこれらのインナーマッスルが鍛えられると、意識しなくても自然と背筋が伸び、美しい姿勢を長時間キープできるようになります。その結果、慢性的な肩こりや腰痛の緩和も期待できます。
| 不良姿勢の種類 | 主な原因 | マシンピラティスのアプローチ | 期待できる改善効果 |
|---|---|---|---|
| 猫背・巻き肩 | 胸や肩周りの筋肉の硬直と、背中側の筋肉の衰え | 胸郭を開き、肩甲骨周りの筋肉を活性化させる。背骨の柔軟性を高める。 | 肩こり・首こりの緩和、呼吸が深くなる、デコルテラインが美しくなる |
| 反り腰 | 腹筋群の衰えと、腰や太もも前側の筋肉の過緊張 | 腹横筋などのインナーマッスルを強化し、腰や股関節周りの筋肉を伸ばす。 | 腰痛の緩和、ぽっこりお腹の解消、ヒップアップ |
| O脚・X脚 | 股関節の歪みや、内転筋・臀筋群の衰え | 股関節の正しい使い方を学び、脚全体の筋肉をバランス良く強化する。 | 脚のラインが整う、膝や足首への負担軽減、歩行姿勢の改善 |
マシンピラティスとマットピラティスの違いを徹底比較
「ピラティスを始めたいけど、マシンとマット、どっちがいいの？」これは、多くの初心者が抱える最初の疑問です。どちらもインナーマッスルを鍛え、しなやかな身体作りを目指す点は共通していますが、そのアプローチ方法や効果、料金には大きな違いがあります。この章では、両者の違いを徹底的に比較し、あなたがどちらを選ぶべきかの判断材料を分かりやすく解説します。
効果の違い
マシンピラティスとマットピラティスでは、得られる効果の現れ方に特徴があります。あなたの目的に合わせて選ぶことが、理想のボディメイクへの近道です。
マシンピラティスの最大の特徴は、リフォーマーやキャデラックといった専用器具が、身体の動きを正しくサポートしてくれる点にあります。スプリング（バネ）の力を使うことで、負荷を自由自在に調整でき、鍛えたいインナーマッスルへピンポイントにアプローチすることが可能です。そのため、猫背や反り腰といった特定の姿勢の悩みを集中的に改善したい場合や、筋力が少ない方でも、無理なく的確なトレーニングが行えます。
一方、マットピラティスは、マット一枚のスペースで自重（自分の体重）を負荷として行います。器具の補助がないため、自分の力で全身をコントロールする必要があり、身体の隅々まで意識を向けることで体幹の安定性やバランス感覚が総合的に養われます。全身の連動性を高め、しなやかで均整の取れた身体を作りたい方に向いています。
難易度の違い
「マシンを使うなんて難しそう」と感じるかもしれませんが、実は初心者にとっての「始めやすさ」はマシンピラティスに軍配が上がることが多いです。
マシンピラティスは、器具が正しいフォームへ導いてくれるため、運動経験が少ない方や身体が硬い方でも、怪我のリスクを抑えながら効果的なエクササイズができます。インストラクターが個々の身体の状態に合わせてマシンの設定を調整してくれるため、初心者でも安心して取り組めるのが大きなメリットです。
対してマットピラティスは、自分の筋力だけで身体を支える必要があります。そのため、正しいフォームを維持するにはある程度の筋力や柔軟性が求められ、初心者が自己流で行うと、意図しない部分に力が入ってしまい、効果を実感しにくいことがあります。もちろん、グループレッスンで丁寧に指導してもらえますが、身体の使い方が分かるまでは少し難しく感じるかもしれません。
料金の違い
スタジオ選びで気になるのが料金です。マシンピラティスとマットピラティスでは、設備やレッスンスタイルの違いから料金相場も異なります。
一般的に、専用マシンを導入・維持するためのコストがかかるため、マシンピラティスの方が料金は高めに設定されています。特に、マンツーマンで指導を受けられるプライベートレッスンは高額になる傾向があります。マットピラティスは、マットさえあれば実施できるため、比較的リーズナブルな価格で始められるのが魅力です。
以下に料金相場の違いをまとめましたので、スタジオ選びの参考にしてください。
| 種類 | グループレッスン（月額） | プライベートレッスン（1回） | 特徴 |
|---|---|---|---|
| マシンピラティス | 15,000円～30,000円 | 8,000円～15,000円 | 少人数制が多く、きめ細やかな指導が受けられる。設備費のため料金は高め。 |
| マットピラティス | 8,000円～15,000円 | 6,000円～12,000円 | 大人数のクラスが主流。比較的リーズナブルに始められる。 |
※上記はあくまで一般的な相場であり、地域やスタジオのグレードによって変動します。
結局どちらがおすすめ？
ここまで比較してきた内容を踏まえ、あなたがどちらのピラティスを選ぶべきか、目的別にまとめました。
マシンピラティスがおすすめな人
- 短期間で身体の変化を実感したい人
- 猫背、反り腰、肩こりなど、特定の身体の悩みをピンポイントで改善したい人
- 運動初心者や筋力に自信がなく、正しいフォームをしっかり身につけたい人
- リハビリ目的や、身体への負担を抑えながらトレーニングしたい人
マットピラティスがおすすめな人
- まずは費用を抑えて気軽にピラティスを始めてみたい人
- 全身の筋力、柔軟性、バランス感覚を総合的に高めたい人
- グループレッスンで他の人と一緒に楽しく運動したい人
- 将来的には自宅でもトレーニングを続けたいと考えている人
結論として、もしあなたがピラティス初心者で、より早く確実に効果を実感したいのであれば、まずはマシンピラティスの体験レッスンで、正しい身体の使い方と効果を実感してみるのが最もおすすめです。その上で、継続的に通うスタジオを決めたり、補助的にマットピラティスを取り入れたりするのが、理想の「しなやかボディ」への最短ルートと言えるでしょう。
マシンピラティスで使われる主要な器具を紹介
マシンピラティスの最大の特徴は、創始者であるジョセフ・ピラティス氏が開発した専用の器具（マシン）を使ってエクササイズを行う点にあります。これらのマシンは、身体の動きを正しくサポートし、適切な負荷をかけることで、トレーニング効果を最大限に引き出してくれます。一見すると複雑に見えるかもしれませんが、マシンの補助があるからこそ、運動が苦手な方や初心者でも正しいフォームを習得しやすく、安全かつ効率的に全身を鍛えることが可能です。ここでは、多くのスタジオで導入されている代表的なマシンをご紹介します。
万能マシン「リフォーマー」
マシンピラティスと聞いて多くの人が思い浮かべるのが、この「リフォーマー」です。ベッドのようなフレームの上を「キャリッジ」と呼ばれる台がスライドする構造になっており、強度の異なる数本のスプリング（ばね）を付け替えることで、負荷を自由自在に調整できます。
この負荷調整機能により、筋力強化からリハビリ、ストレッチまで数百種類以上ものエクササイズに対応可能です。身体の深層部にあるインナーマッスルを的確に刺激し、全身の筋力、柔軟性、バランス能力を総合的に向上させることができます。まさに「万能マシン」と呼ぶにふさわしい、マシンピラティスの中核をなす器具です。
リハビリ由来の「キャデラック」
「キャデラック」は、第一次世界大戦中にジョセフ・ピラティス氏が負傷した兵士のリハビリのために、病院のベッドを改造して考案したことがルーツとされています。その由来の通り、身体への負担が少なく、寝たままの状態でも多彩なエクササイズができるのが特徴です。「トラピーズテーブル」とも呼ばれます。
ベッド状のマットの四方に柱が立ち、その上部に設置されたフレームから吊り下げられたスプリングやバーを使います。リフォーマーのように台が動かないため安定性が高く、身体の特定の部分へ集中的にアプローチしたり、より繊細な動きを練習したりするのに最適です。特に、背骨一つひとつの柔軟性を引き出す動きや、高度なストレッチを得意としています。
その他のマシン「チェア」「バレル」
リフォーマーやキャデラックの他にも、ピラティスにはユニークな特徴を持つマシンが存在します。特に代表的なのが「チェア」と「バレル」です。
「チェア」は椅子のような形状で、座面やペダルを使ってエクササイズを行います。主に下半身の強化やバランス感覚を養うのに優れています。「バレル」は樽（バレル）のようなカーブした形状が特徴で、スプリングを使わず自重を利用します。背骨の柔軟性を高め、美しい姿勢づくりをサポートします。それぞれの特徴を下の表にまとめました。
| 器具の名称 | 主な特徴 | 特に期待できる効果 |
|---|---|---|
| チェア（ウンダチェア） | 椅子のような形状で、足元のペダルについたスプリングで負荷を調整する。省スペースで設置できる。 | 下半身の筋力強化、体幹の安定、バランス能力の向上。アスリートのパフォーマンス向上にも活用される。 |
| バレル | 樽（たる）のようなカーブを持つ形状。スプリングはなく、自重を利用して身体を預けるようにして使う。 | 背骨や体側のストレッチ、脊柱の柔軟性向上、姿勢改善。猫背や反り腰の改善に効果的。 |
これらのマシンは、単体で使われることもあれば、複数のマシンを組み合わせてレッスンが構成されることもあります。スタジオによって設置されているマシンは異なるため、体験レッスンの際にどのような器具があるか確認してみるのも良いでしょう。
マシンピラティス初心者の不安を解消するQ&Aコーナー
マシンピラティスに興味はあるけれど、一歩踏み出すにはまだ不安や疑問がある…そんな初心者の方のために、よくある質問をQ&A形式でまとめました。ここで不安を解消して、理想のボディメイクへの第一歩を踏み出しましょう。
男性でも通えますか？
もちろん通えます。むしろ、体幹の強化や柔軟性の向上、姿勢改善など、男性にこそ多くのメリットがあります。
近年、パフォーマンスアップや怪我予防のためにマシンピラティスを取り入れるプロスポーツ選手（野球、ゴルフ、サッカーなど）が増えており、男性の会員数も増加傾向にあります。筋肉を大きくするウェイトトレーニングとは異なり、マシンピラティスはインナーマッスルを鍛え、身体の軸を整えながらしなやかな筋肉を作るのが特徴です。
「女性ばかりで気まずいのでは…」と心配されるかもしれませんが、男性インストラクターが在籍していたり、男性歓迎のスタジオも増えています。まずは体験レッスンでスタジオの雰囲気を確認してみるのがおすすめです。
運動経験がなくても大丈夫ですか？
全く問題ありません。運動が苦手な方や体力に自信がない方、体が硬いと感じている方こそ、マシンのサポートを受けられるマシンピラティスが最適です。
マシンピラティスは、もともと第一次世界大戦で負傷した兵士のリハビリのために開発されたエクササイズです。そのため、体に過度な負担をかけずに、安全かつ効果的に筋肉を鍛え、関節の可動域を広げられるように設計されています。
マシンのスプリング（バネ）が動きをサポートしてくれるため、自重で行うマットピラティスよりも正しいフォームを習得しやすいのが大きな利点です。インストラクターが一人ひとりのレベルに合わせて負荷を調整してくれるので、無理なく始められます。
週に何回通うのが理想ですか？
目的によって理想的な頻度は異なりますが、大切なのは無理なく継続することです。まずは週1回のペースから始めて、ご自身のライフスタイルや体の変化に合わせて調整していくのが良いでしょう。
一般的には、以下のようなペースが推奨されています。
目的別の推奨ペース
- 健康維持・姿勢改善・リフレッシュが目的の場合：週1回
週に1回でも継続することで、身体の歪みを整え、正しい姿勢を意識する習慣が身につきます。心身のリフレッシュにも効果的です。 - ボディメイク・ダイエット・本格的な体質改善が目的の場合：週2～3回
より早く効果を実感したい場合は、週に2回以上通うのがおすすめです。ただし、筋肉の回復時間も考慮し、毎日行う必要はありません。
ピラティスの創始者ジョセフ・ピラティス氏は「10回で気分が良くなり、20回で見た目が変わり、30回で身体のすべてが変わる」という言葉を残しています。焦らず、ご自身のペースで続けていくことが理想の身体への一番の近道です。
服装や持ち物について教えてください
マシンピラティスを始めるにあたり、特別な準備はほとんど必要ありません。多くのスタジオではウェアやタオルのレンタルも可能ですが、ご自身で用意する場合は以下を参考にしてください。
服装のポイント
体のラインが見えやすい、伸縮性のあるウェアが基本です。インストラクターが骨格の動きや筋肉の使い方を正確に確認し、適切な指導をするために重要となります。
- トップス：Tシャツ、タンクトップなど
- ボトムス：レギンス、スパッツ、体にフィットするパンツなど
仰向けになったり、脚を上げたりする動きが多いため、めくれ上がらない着丈のものや、フード・ポケット・ジッパーなどの装飾がないシンプルなデザインが動きやすくおすすめです。
持ち物リスト
スタジオによって必要なものは異なりますが、一般的には以下の通りです。体験レッスンの際に確認しておくと安心です。
| 持ち物 | 詳細 |
|---|---|
| ウェア上下 | 伸縮性があり動きやすいもの。上記「服装のポイント」を参照してください。 |
| 水分補給用の飲み物 | レッスン中は汗をかくため、水やお茶、スポーツドリンクなどを持参しましょう。 |
| タオル | 汗を拭くためのフェイスタオル。マシンに敷くために大きめのタオルが必要な場合もあります。 |
| 靴下 | 衛生面や安全面から靴下の着用を推奨するスタジオが多いです。足裏に滑り止めが付いたピラティス専用ソックスがおすすめです。 |
| 髪をまとめるゴム | 髪が長い方は、動きの妨げにならないようにまとめておくと集中できます。 |
まとめ
本記事では、K-POPアイドルやモデルにも愛されるマシンピラティスがなぜ人気なのか、その効果と魅力を解説しました。マシンピラティスは、リフォーマーなどの専用器具が身体を正しく導いてくれるため、運動経験が少ない方でも無理なくインナーマッスルを鍛え、しなやかなボディラインと美しい姿勢を手に入れることができます。特に猫背や反り腰といった日常の癖からくる姿勢の乱れ改善に高い効果が期待できます。
マットピラティスとの大きな違いは、器具のサポートにより負荷を調整しやすく、初心者でもより安全かつ効果的に取り組める点です。そのため、これからピラティスを始めたい方にはマシンピラティスが特におすすめです。費用を抑えたい場合は、グループレッスンやキャンペーンを上手に活用しましょう。
スタジオを選ぶ際は、レッスンの形式や料金だけでなく、インストラクターの質やスタジオの雰囲気も重要です。まずは気軽に体験レッスンに参加し、ご自身に合ったスタジオを見つけることから始めてみましょう。理想の身体への第一歩を、ぜひマシンピラティスで踏み出してください。
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